懐かしい店

    先月の末、15年ほど前に許可申請をしたフィリピンパブの経営者から連絡が入り、入管法がらみのトラブルに関して相談したいとのこと。
話を聞いてみると、既に1年前解決済みだったはずの件について所轄警察から連絡が入り、今からでも許可証を返納するように言われたとのことでした。

 簡単に「返納せよ」と言われても、営業者にとっては死活問題であり、おいそれとは承服できないとして熱心に掛け合ったようです。
確かに不利益処分を科するには聴聞手続きを経ることが法定されており、それなしに許可証を返せと言われても納得できないのは当然です。

 しかし許可証返納という最悪の事態を考え、許可の取り直しを視点に入れ対策を私も一緒に検討しました。
こちらで調査した結果は、今の店の場所での新規許可取得はアウト。
つまり制限距離内に10年前はなかった認可保育所が2つもありました。
 仕方ないので、同じ地域内で許可を取れそうな場所を調べて連絡しました。

 ところが連休はざまの2日になって、許可証は返さないでいいから会社の役員と店の管理者を替えればよいとの連絡が入ったとのこと。
状況が一転しました。
何が何だか分からないまま、とりあえず指示に従った変更届作成の準備をし、今日その店へ行ったようなわけです。

 この店の経営者とは25年以上前からお付き合いがありますが、今回のお店へ行ったのは15年ぶりでした。
中の様子もほとんど変わっておらず、15年前に戻ったような懐かしい気持ちになりました。



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