その頃私は精神的に大変まいっている時でした。どうしたらよいのか分からず、心の中で迷い藪の中を彷徨い歩いていたのです。
そんな時微塵の迷いもないようなどこまでも透き通って透明なこの水晶玉に心が引かれたのだと思います。
この水晶玉のようなクリーンな心になって、心の中の迷いを払拭したかったのかも知れません。
声も立てずに何度枕を濡らしたか、数えきれません。
そんな時にこの何ともない透明な水晶玉に巡り会ったのです。
ある日寝床に入って水晶玉におやすみを言いながら手の中で転がしていました。
いつの間にか眠り込んでしまいました。
どの位時間が経ったのか分かりませんが、手の平の中央が
まるでやけどでもしたのかと思うほど熱くてびっくりして目が覚めました。
よく見ると左手にしっかり水晶玉を握りしめているのです。
水晶玉はまるで何かに暖められたように熱くなっていました。
そして水晶玉の当たっていた手のひらの中央が丸くピンク色に染まっているのです。
水晶の波動が私の身体に共鳴して起きた現象だと思います。
そして、私の60兆の細胞に影響を与えてくれたのです。
全てのものから波動が出ているのだと言うことを今は既に分かっています。
しかし、その頃は、未だ「波動」という言葉さえ知りませんでした。
その頃の私の日頃のどんよりとした心の重みが消えて、悩みが「どおってことないじゃない」と思えるようになってきて、心が軽くすがすがしく感じられたのです。
次の朝自分の体調や心のもやもやは
すっかり消え去っていました。
何とも不思議な体験でした。
私の大切な宝物です。ありがとうございます。
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