整形外科を3カ所ほど見てもらいましたがいっこうに良くなりません。
気晴らしにウインドーショッピングに行き、久しぶりにヒーリングショップへ寄ってみました。
そこで秋山清さんの設計による正12面体(36面体)の5角形の中に麻の葉の模様入り(?!)の水晶がレジカウンターのアクリルケースの中に大切に飾られていました。
ここまで精巧に掘れる方がいらっしゃらなくなっているなどお話を伺いながら、あまりの美しさに「ちょっと見せていただいてよろしいですか?!」と店員さんに声をかけていました。
購入するつもりがない時は、商品を滅多に手に持つことはないのですが、せめて一度だけふれてみたい衝動に駆られたのです。
ケースの鍵をはずして店員さんがどうぞと声をかけてくれました。
私は息を止めておそるおそる水晶に手を触れようとしました。
私の手が触れたかどうかという状態で正12面体(36面体)の水晶が、放物線を描いて飛んでいったのです。
びっくりして私は立ちつくして店員
さんとしばらく顔を見合わせてしまいました。わずかな間の後、店員さんが「ずいぶんと自己主張して飛び出していきましたね。まるで、待っていたかのように…!」と目を見開いてひそひそ話をするように言いました。
そこだけ時間が止まってしまったような感覚でした。
私は「こんな事ってあるのかしら…」と
一言いった後、時間が急に戻ってきたような感覚がして、正気に戻り「大変!割れてしまったのではないかしら」と言って店内の隅っこを探しました。
壊してしまったらドウしよう???と頭の中で弁償の金額が…浮かんでいました。
水晶を拾い上げてみると、損傷は見られませんでした。
手のひらにのせると、きらきらと輝いて(2×2.4mm)とっても綺麗で可愛くて…連れて帰らずにはいられませんでした。
私は家にあった緑色の小さな巾着袋に入れて、鞄の中にしまいました。
何年も経っていますが、今でも私の鞄に収まって私を癒してくれています。
この後のお話はこじつけだと思われるかも知れませんが…
その後、何日かして初めてのお店の店員さんが私に声をかけてくれました。
「お嬢さんとお買い物は良いですね。優しいお嬢さんですね。」と、私は肩が痛くて荷物が持てないので、娘と待ち合わせをして荷物持ちをしてもらっている話をしました。
すると待っていましたとばかり「素晴らしい先生がいますよ」と言って整形外科を教えてくださったのです。
川崎の南武線沿線の新城駅にある「中原整形外科」でした。南部線を利用すると電車の中から看板が見えます。
次の日早速行って見ていただきました。
先生が仰るにはずいぶん前に肩を痛めた事があって、その部分の修復作業をしているというのです。確かに
何年か前に痛めたことがありました。痛めた部分に新しく骨を作って治しているのだそうです。
レントゲンを見たら、それはそれは小さなノコギリ状の骨が作られていたのです。
とっても小さいのにこれが人間を5分と眠れない世界へ連れて行くのです。
人間の快復力というか修復力はすごいですね。
諸刃の剣ではありませんが、必要なところに正しく使用されれば、良い結果が現れますが、このような場合は害と言えるかどうか分かりませんが、痛みとなって苦しむ事になってしまうのです。
身体はただただ修復作業をしてくれていただけなのに、自分の不注意で体を痛めたばかりに余分な作業をさせてしまって…謝るべきなのか、感謝するべきなのか…複雑な心境でした。
正12面体(36面体)水晶が、私を助けるために、良い情報を引き寄せてくれたのではないかと勝手な解釈をしています。
私の大切な宝物です。 ありがとうございます。
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