zoukyou (旧)私のパソコン増強大作戦



 現在、神奈川県の行政書士有志でNifty Serveのパティオを利用して「パソ

コン通信同好会」を運営しています。

以下の文は96年10月に、このパティオ(当時はホームパーティ)上に私

が書き込んだものです。


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  ことの起こりは、顧客に送った請求書の計算違い。

先方から連絡が来て、内訳の数字の合計よりも請求金額が少ないとのこと。

確認してみたところ、電卓での4万円と4千円の入力ミスでした。(少な目

請求だったからまだよかったが、多目請求だったら目も当てられない)



パソコンを使っているのに、こんなことではみっともないと一念発起し、こ

れまでワープロ入力でやっていた請求書づくりを、ロータス123で自動計

算するようにしました。さらにそのデータをデータベース化して一元管理で

きるようにしようと思い、123と連携のしやすいロータス アプローチを

導入しました。

ところが、アプローチはWindows95 onlyのため、これまでの3.1環境を変更せ

ざるを得なくなってしまいました。(両方ともハードディスクには入れてい

ましたが、同じハード環境では95より3.1の方が速いため、ふだんの仕事には

専ら3.1を使ってきました。)

ただ、私のデスクトップのwindows95ではどうしても動作がカッタルイため、

そろそろDOS/Vの最速パソコン(GATEWAYあたりからペンティアム200MHZのも

のが30万円台で出ています。)でも買おうかどうか思案していました。



  ところが、WINDOWS95の「コントロールパネル」→「画面のプロパティ」

→「ディスプレィの詳細」で、これまでのハイカラー表示から256色表示

に変えてみたところ、どうにかストレスを感じない程度には動いてくれるの

です。

ハイカラー表示と256色表示の違いもふつう我々のような仕事に使う分に

は、ほとんど気にならないレベルですし、これなら部品追加によるパワー

アップを図れば、なんとかまだまだ仕事にも使えそうだということで、増強

作戦に踏み切ったというわけです。



昨日(96.10.11)は5時で仕事を切り上げ、秋葉原へ行き、ペンティアムオー

バイドライブプロセッサー、8MBメモリー2枚、RS-232C拡張ボード(通信速

度が速くなるためインターネットに有利)、会計ソフトを買ってきました。

まだつけていませんが、これによりメモリーも37MBに増えるため、結構スピ

ードアップできるのではないかと思っています。



◆ODP(オーバードライブプロセッサー)の取り付け

 結構簡単でした。手順は、冷却フィンをはずしてから横のレバーを上に引

き上げると今までのintel486DX2(66MHZ)が簡単にはずれました。その空いた

ところに新しいPentiumODP83を取り付けレバーを倒して完了。



◆メモリー

 既にシムソケットに2枚と増設ラムボードに1枚差して21.6MBにしてあり

ましたが、今回ノーブランドの8MBメモリー(4,980円)2枚をラムボードに

増設しました。計算ですと計37.6MBになるはずでしたが、どうしてもメモリ

カウントされず、色々差し替えた末、現在29.6MBの状態になっています。

(ノーブランド物は安い代わりにやはり当たり外れがあるようです)

メモリーはかなり安くなってきており、現在は底値だといわれています。

メモリー16MB位でWindows95を使っている人の場合、8MBをあともう2枚増や

して32MB位にするとスピードアップしてかなり快適になります。

DOS/V機用のメモリーならメーカーの保証付きでも8MB1枚が1万円以内で買

えますので、増設されることをお勧めします。(最近再び値上がりしそうな

兆しが見えています)



◆高速RS-232C拡張ボード

 ロータリースイッチ等の設定後、ケーブルをモデムとつなぎ、パソコン本

体裏にある拡張スロットに取り付けました。

そして添付フロッピー内のドライバーをWindowsにインストールした後、マニュ

アルに従って各種の設定をしてセット完了。

私のモデムは28,800bps対応ですが、パソコン本体のシリアルポートが19,200

bpsまでしか対応していないため、これまですべての通信を14,400bpsのスピ

ードでやっていました。これからはモデムの性能をフルに生かせますし、ISDN

回線に変わっても万全の体制となりました。



◇増強後の状態

 確かに速くなったことが実感できます。ただ今まで使っていたWindows3.1

の時と同じ位かなあという程度のレベルですが、これまでの状態で95を使っ

たときのストレス感は無くなりました。

事務局会議室にあるパソコンはPentium133MHZが入っていますが、それと比

べても体感上ほとんど遜色ない感じです。

高速RS-232C拡張ボードの効果は大きいものがあります。

インターネットもかなり速くなりました。



◇増強後のトラブル

 Windows95を再起動するときに、画面全体の色が変わってしまい、タスク

バーの文字などがほとんど読みとれない状態になることがありました。

Pentium オーバードライブプロセッサーとの相性が悪いのかと半ば諦めかけ

ていたのですが、NiftyのFEPSONI(EPSONの情報フォーラム)を覗いたところ、

まさにこのような状態を改善するモジュールが提供されているのを発見。

早速ダウンロードしてWindowsにインストールしたところ、上記トラブルが嘘

のように解消しました。

Niftyには各メーカー毎のサポートフォーラムが結構充実しています。

トラブルで困ったとき、どうせ繋がらないサポートセンターへ電話するより

は、こちらを覗いてみる方が、案外役に立つかもしれません。



◇かかった費用

 Pentium ODP + 高速RS-232C拡張ボード → 30,000円

 8MBメモリー(ノーブランド)× 2枚 → 10,000円  計 40,000円



◇今後の予定

 描画を速くするためにグラフィックアクセラレータボード(15,000円位)

をつける予定です。後はメモリーをもう1枚ほど増やして、増強は打ち止め

とします。



[96/11/10] パワーアップ完了



我がデスクトップ愛機、エプソンPC−486MVにグラフィックアクセラ

レータボード(18,000円)とメモリー16MB(I.OデータRAMボード用純

正品 21,000円)を増設し、ようやくパワーアップを完了しました。



グラフィックアクセラレータボードの効果は絶大なものがあり、ベンチマー

クテストの結果はNEC標準機の4.2倍の描画速度になりました。

またメモリーも今回の16MB増設により、45MBとなったため、ハード

ディスクへのスワップもほとんど皆無となり動作速度が大幅に向上しました。



これらにより体感上も全くストレスを感じずに快適にWINDOWS95を

動かすことが出来るようになりました。



先日の増強作戦以来トータルで8万円ほど費やしてしまいましたが、あと3

年くらいは現役で頑張ってもらえそうです。



[98/01/23] メモリー最終増設



今日、日行連賀詞交歓会の帰りに秋葉原により、16MBのメモリーを1枚買っ

てきました。

(私のマシン、ODPを付けてペンティアム83MHZ相当ですが、元のCPUが486

なので、1枚でもOKなのです。)

しかし、メモリーほんとに安くなりましたね。

メーカー品の16MBが8千円ほど。DOS/V機用だともっと安いんですよね。



私の486マシンは、これで、メモリー増設容量の限界まで来てしまいましたが、

行政書士会の電子申請実証実験での酷使にも耐え抜いたこのPC。

まだもうしばらく現役でいさせてあげたいと思っています。



[98/02/04]HDDを交換



事務所の外付ハードディスクが突然すごい音を立て始めま

した。

これはてっきり、ファイルが駄目になってしまったかと思い、恐る恐る状況

確認をしてみましたが、幸いファイルの方は全部無事でした。

(どうもモーターがいかれたようです。)

しかし、音がうるさいし、ファイルの消失も心配なので、新しいハードディ

スクを買うことにしました。

当初、今までと同じ外付のものを買うつもりでいたところ、Cバス対応のも

のは現在ほとんど製造されておらず、見つかったとしても結構割高になるよ

うなので、容量の割に値段の安い内蔵エンハンストIDEタイプのものを買

うことにしました。

ただ、これだとスペース的に従来の内蔵ハードディスクに加えて増設という

わけに行かないので、思い切って交換することにしました。

しかし、そうなるとウィンドウズの再インストールから始まって、これまで

入れてあった各種ソフトをすべてインストールし直さなければなりません。

まぁでも、仕方ないと諦めて、土曜日に秋葉原までハードディスクを探しに

行きました。

結局、Western digitalの3.2GBのものを24,500円で購入し、2GBと1.2

GBとにパーティションを切って再インストールを始めました。

日曜日丸一日かかって、なんとか今までの環境を復元しましたが、これまで

の340MB(内蔵IDE)+ 1GB(外付)に比べると、容量も2倍以上に増えて、だ

いぶ広々した感じになりました。

ハードディスクは容量が大きいほど、アクセスタイムが短くなると言われて

いますが、確かにそれは実感できます。

また、再インストールによるWINDOWS環境の整理が出来たせいか、ソフトの起

ち上げなども、ずいぶん速くなったような気がします。



* 当初、これまでのドライブから新しいドライブへのコピーによる引っ越し

を試みましたが、上手く行かず、結局インストールし直しました。

後から分かったのですが、次のようにすれば、上手く行くようです。

「Win PC」3月号の記事からの引用です。

<引用開始>----------------------------------------------------------

新しく買ったハードディスクを,新たな起動ドライブとして使える

準備は整った。ここで選択肢は2つある。

このディスクにOSからインストールしていくか,これまでの環境

をそのまま復元するか。もちろん,大切なデータをバックアップし

ておくことはもちろん必要だろうが,それでも余計なファイルやド

ライバーソフトなどを一掃して,きれいなWindowsでやり直

すこと自体,悪いことではない。

ただ,その分,アプリケーションから様々な設定まで,もう一度ゼ

ロから復旧させるのも面倒だ。個別にレジストリーや設定ファイル

を保存したつもりでいても,何かをバックアップし忘れたという事

態は往々にしてあるもの。身ぎれいで軽いWindowsと引き換

えに,そうした苦労と時間が必要となる。

そういっためんどうな手間ヒマをかけることなく,元通りのWin

dowsを復旧させたいという人もいるだろう。あるいは,そんな

時間をかけられないという人もいるかもしれない。そこで,ただ単

純に古いドライブから新しいドライブヘコピーするだけで,Win

dows環境全体を引っ越すことができないか,その方法を考えて

みよう。



ではまず,マイコンピユータを開いて,Cドライブ全体を新しいド

ライブ(Dドライブ以降になっているはず)にあらゆるファイルを

コビーしてみよう。オプションですべてのファイルを表示する設定

になっていなければ,そのように変更する。それからCドライブを

開いて,ファイルをすべて選択する。そして目的のドライブへとド

ラッグする。ところが,この状態では必ずスワップフアイル

(WIN386.SWP)が共有違反でコピーできないという警告メッセージ

が出て,コピーが途中で止まってしまう。

そこで,スワップファイルを使わない設定にして,再びコピーする

と今度はコピーできた。そこで,ドライブを付け替えてパソコンを

再起動し,Windowsが起動すればシステムのお引っ越しは完

了となる。

つまりスワップファイルの扱いにさえ注意すれば,コピーそのもの

は問題なくできる。もし,メモリーを十分に積んでいて,スワップ

ファイルを使わなくてもコピーできるのならば,上の手順でできる。

これがおそらく本道の手法と見る。ただ,スワップフアイルを切っ

てしまうとコビーができない程度のメモリーしか搭載していない場

合には,スワップファイル“以外”をすべてコピーするという

ちょっとした手間が必要だ。

いろいろと試してみた範囲では,64MBを搭載していれば大丈夫。

16MBだとコピーできない。32MBの場合がちょっと微妙で,

IEをインストールしていなければセーフで,インストールしてい

るとアウトという結果になった。もちろん,それ以外にも動いてい

るドライバーやプログラムもあるはずなので,32MBでlE4を

使っているとかならずダメとは断言できないが,とりあえず試して

みよう。

------------------------------------------<引用終わり>----

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